いちご 9月の作業と10月の作業予定

お疲れ様です。いちご栽培担当 カトウです。

今後は私たちが実際にどのような作業をしているかも書いていこうと思います。参考になるか分かりませんが・・・。

 

9月は定植に向けて①苗の管理、②高設ベッドの準備が主な作業です。

10月は③定植、④葉かき作業を行う予定です。

 

①苗の管理

・苗の管理は2週間に1回の葉かきとランナー取りを行ってました。葉っぱを3枚残すように外側の葉をクラウンから取り除いていきます。ランナーは伸びていたら取っていきます、無理に根元から取らなくても先端を折ってしまえば伸びなくなります。葉かきもランナー取りも無理に行うと根を痛めるので注意してください。

本当はもっとこまめに葉かきをするのがベストです!この作業をすることで新しい葉の成長が促され、クラウンも太くなっていくので大事な作業です。(来年はこそは毎週やるつもりです)

・8月まで行っていた置き肥は終了です。採苗後から約3週間に1度行ってきましたが定植前は窒素分を切りたいので置き肥はしません。どうしても必要な時は液肥の葉面散布をします(今年は葉面散布必要無かったです)。

 

②高設ベッドの準備

・高設ベッドの準備は8月にベッドにビニールを掛けて太陽熱消毒を行うところから始まります。8月の暑い時期に2週間ほどビニールを掛け、高設ベッド内の培土の太陽の熱を利用して消毒を行います(私たちは8月中ずっとビニールかけてます)。

・9月に入ると高設ベッドのビニールを取り外し、耕耘機をかけて培土をほぐします。その後、乾いた培土にたっぷりと水を含ませていくのですが、なかなか水を吸わないので大変手間のかかる作業です。だいたい3週間くらいかけて、じっくり水を浸み込ませていきます。

・吸水作業が終われば後は定植に向けて、位置だしと穴あけをして定植日を待つだけです。株間は25㎝、ちどり植えをします。穴の大きさはこぶし半分くらいですかね?

 

③定植

・越後姫の定植は9/25~10/5までの間で植えるように計画を立て(どこかで、この時期に植えるのが良いと聞いた気がします)、年明けの1月中旬頃の収穫・出荷を目指いしています。今年はハウス2棟の定植日を1週間ずらしてみようと思っています。予定では9/27と10/4の2日に分けてそれぞれのハウスに定植していきます。

・越後姫以外の定植も予定しています。以前ブログにも書いたように越後姫の採苗方法違いで2種類、「よつぼし」「はるひ」「すず」と今年は白イチゴ(品種未定)にも挑戦しようと思います。

・定植後、1週間ほど活着の様子を見た後に潅水チューブの設置やマルチ張りを行い定植作業終了になります。

 

④葉かき

・活着すると1~2週間ほどで新しい葉っぱが出てくるので、定植時の葉3枚と新葉1枚の合計4枚になったら、外側の1枚を取り除いていきます。ランナーが伸びていたら一緒に採っちゃいます。

・株によって葉が3枚、4枚、5枚と生育に差が出てきます。私は定植後2週間と間隔を決めて、生育に差があっても1枚取り除くようにしています。この作業を3回行い、定植時にあった葉をすべて取り除いたら葉かきは一旦終了です。また収穫期になり葉が茂った頃や変色した葉があったら適宜葉かきを再開していく予定です。

 

長々と書きましたが、こんな感じて9月~10月の作業を進めていく予定です。またハウス内の様子などをアップする予定ですが気になる品種などあればハウス内見学もできますのでお気軽に相談ください。