作業終了から来期の準備

お久しぶりです。イチゴ栽培担当 カトウです。

前回の更新から半年空いてしまい申し訳ありません。

夏は暑いし、忙しい、秋は定植、交配、手入れ、書く余裕がない! すいません。

 

今回は収穫終了から次回定植までの期間に高設ハウスで何してるのか簡単に流れを書いていこうと思います。

まず初めに、毎年グリーンファーム北越では5月の最終週(日の並びによっては6月最初の週まで収穫行います)で収穫出荷作業終了です。その後、次の定植は9月の最終月曜日と10月の最初の月曜日の2回に分けてハウス2棟の定植行います。

6月から9月の定植までの約4カ月間で行っているのは ①片付け②耕耘③太陽熱消毒④水入れ⑤定植準備(穴あけなど) です。

順番に説明すると

①片付け 6月上旬の暑くなる前に作業を行います。

栽培終了後、地上部を倒し、マルチを剥いで潅水チューブの回収、クラウンと根っこを取り除きます。

②耕耘 6月中旬~下旬、暑いのでなるべく早めにやりたい!

高設ベッド用の小さい耕耘機で耕していきます。やり方が悪いのか、いっつも根っこが絡まって全然前に進みません。下の写真はイチゴ収穫用ハウスではありませんが、耕耘機を掛けると培土がふかふかになります。

③太陽熱消毒 7月~8月末まで

培土を湿らせてから高設ベッドにビニールを掛けて太陽光を利用して培土を蒸し焼きにしていきます。45℃~50℃以上、7日間あれば、だいたいの病原菌を殺せるらしいです。

④水入れ 9月~

太陽熱消毒終了後、ビニールを剥して乾いた培土にたっぷりと水を浸み込ませていきます。乾燥しているのでなかなか水が浸みません。根気よく熊手で耕しながら作業します。

⑤定植準備(穴あけなど) 9月下旬

いよいよ定植の準備です。初めに、品種ごとに株間が違うので穴あけの位置を決めます。次に10.5㎝ポットが入る穴を手であけ(培土をかき分けて拳が入るくらいの大きさ)、粒剤を入れて準備完了です。後は定植日に苗を並べて植えて、潅水チューブを設置して、マルチを張れば作業終了です。下の写真は穴あけ後、苗を並べながら定植している様子です。

こんな流れで毎年収穫終了から来季定植までの準備を行っています。

 

現在のハウスは花が咲きミツバチが飛び交っている状況です。収穫は早い品種で12月下旬頃から始まり、1月末頃には越後姫の収穫も始まる予定です。

ハウス見学や質問などあったら気軽に問い合わせください。今後もなるべく更新頻度を上げて頑張っていきたいと思います。